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建設業許可が“突然取り消される”本当の理由

建設業許可って、急に取り消されることがあるの?

「ちゃんと許可を取っているから大丈夫」
そう思っている方は多いです。

でも実際には、
ある日突然、許可が取り消されるケースがあります。
しかも理由は、派手な不正ではなく、
**“うっかり”や“知らなかった”**ことが原因のことがほとんどです。

一番多い原因は「書類の出し忘れ」

建設業許可は、取ったら終わりではありません。
守り続けるルールがあります。

その代表が、
・決算変更届を出していない
・変更届(役員変更、住所変更など)を出していない
というケースです。

「忙しくて後回し」
「まあ大丈夫だろう」
この積み重ねが、取り消しにつながります。

実は“条件を満たさなくなっている”ことも多いです

会社の中身が変わると、
許可の条件を満たさなくなることがあります。

たとえば、

・専任技術者が退職していた
・経営業務管理責任者が実質いなくなっていた
・社会保険にきちんと入っていなかった

本人は気づいていなくても、
条件を外れた時点でアウトになります。

役所は「今どうなっているか」を見ます。

「バレなければいい」は通用しません

建設業界では、
「今まで何も言われなかったから大丈夫」
という話をよく聞きます。

でも、
・更新申請
・経審
・入札
このタイミングで、
一気にチェックが入ります。

その結果、
「この状態では許可を続けられません」
となり、取り消しや不許可になることがあります。

取り消されると、どうなる?

許可が取り消されると、影響はかなり大きいです。

・500万円以上の工事ができなくなる
・元請との取引が止まる
・会社の信用が一気に下がる
・再取得まで時間がかかる

「一時的な問題」では済まず、
経営そのものにダメージが出ます。

まとめ

建設業許可が取り消される理由は、意外と身近です。

・書類の提出をサボっていた
・人や体制が変わったのに届出していない
・要件を満たしていないことに気づいていない
・チェックのタイミングで発覚する

建設業許可は、
“取ること”より“守ること”の方が大切です。
日々の管理が、会社の未来を守ります。

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