- 所長コラム
個人事業主がよく勘違いする“経費になるもの・ならないもの”
今日は「個人事業主がよく勘違いする“経費になるもの・ならないもの”」というテーマでお届けします。
この勘違い、実は税金を払いすぎる原因ナンバーワンです。
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■ そもそも“経費”ってなに?
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経費とは、
仕事をするために必要なお金のことです。
ポイントはただひとつ。
「これは仕事のため?」
この質問にはっきりYESと言えるかどうかです。
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■ 経費になりやすいもの(代表例)
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・仕事で使う道具代
・仕入れ代
・仕事用のスマホ代
・仕事で使うガソリン代
・仕事の打ち合わせの飲食代
・仕事で使うパソコン代
これらは「仕事に直接使っている」ので、経費になりやすいです。
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■ 経費にならないことが多いもの
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・家族との外食
・プライベート旅行
・自分の洋服(仕事専用でないもの)
・生活費(食費・家賃すべて)
・趣味の買い物
「仕事のついで」のつもりでも、
生活がメインなら原則NGになります。
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■ グレーゾーンは“分ける”が正解
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こんな支出、ありませんか?
・スマホ代
・自宅の電気代
・ネット回線代
・自家用車のガソリン代
これらは、
「仕事でも使うし、生活でも使う」
というケースがほとんどです。
この場合は、
全部を経費にするのではなく、仕事分だけを分ける
という考え方になります。
例:
スマホ代が月1万円 → 仕事で半分使う → 経費5,000円
これが正しい処理です。
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■ 経費の勘違いが危ない理由
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経費を多く入れすぎると、
→ 税務署からチェックされやすくなります。
逆に、
経費を少なくしか入れていないと、
→ 本来より税金を多く払うことになります。
つまり、
経費は「多すぎもダメ、少なすぎもダメ」
という、ちょっと神経質な存在なのです。
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■ 今日のまとめ
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経費かどうかの判断は、とてもシンプルです。
・仕事のため → 経費になりやすい
・生活のため → 経費にならない
・両方 → 仕事分だけ分ける
この3ルールを知っているだけで、
税金のムダ払いと税務トラブルの両方を防げます。
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