- 所長コラム
建設業の人がよくやる“経費のつけ間違いトップ3
今日は「建設業の人がよくやる“経費のつけ間違いトップ3”」を、できるだけやさしく、でも大事なポイントはしっかり押さえて説明します。
経費のつけ方を間違えると、税金を余分に払ってしまったり、建設業許可にも影響が出ることがあります。
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■ 経費のつけ間違いトップ3
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【第1位】プライベートのお金も経費にしてしまう
材料を買ったレシートの横に、ついでに買ったジュースやお菓子が入っていませんか?
また、ホームセンターで家のDIY材料を買ったものまで「経費かな?」と混ざっているケースも。
仕事とプライベートを分けるのが、経費の第一歩です。
→ 対策:仕事の買い物は「仕事用の財布」「仕事用のカード」を使うとスッキリします。
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【第2位】領収書がない支払いを経費にしない
現場の駐車場代や、緊急で買った材料、小さな支払いに限って領収書がないことがよくあります。
でも、メモでも「支払いの記録」があれば認められることも多いのです。
→ 対策:「いつ・どこで・何に・いくら使ったか」をノートやスマホにメモしておく。
メモや写真でも証拠になることがあります。
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【第3位】現金で払った経費を忘れる(特に社長の立替)
材料費・高速代・ガソリンなどを社長が自分の財布から立替で払うこと、よくあります。
でも、そのまま帳簿に入れ忘れている人が、とても多いです。
これが一番「税金を払いすぎている」原因になります。
→ 対策:立替払いをしたら、その場でスマホで写真を撮る、封筒に入れておくなど“保管ルール”を作ると便利です。
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■ なぜ間違いが起きるの?
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建設業の個人事業主は、事務担当がいないことが多く、
「あとでまとめてやろう」「確定申告のときでいいか」
と後回しにしてしまいます。
でも、経費のつけ方が適当だと、
税金を払いすぎたり、建設業許可の維持・融資のときに不利になることがあります。
帳簿は、税金のためだけではなく、「経営をするための道具」です。
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■ 今日のまとめ
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建設業でよくある経費のつけ間違いは、この3つ。
1.プライベートのお金を混ぜてしまう
2.領収書のない支払いをあきらめている
3.社長の立替払いを帳簿に入れ忘れる
少しの工夫で防げるものばかりです。
“正しく経費をつける=税金を払いすぎない”ということにつながります。
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