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記帳代行を頼むときに必要な書類ベスト5

領収書をコンビニ袋にまとめているあなたに、ぜひ読んでほしい内容です。

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■ 記帳代行に出すとき、何を渡せばいい?
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記帳代行は「帳簿を作るサービス」です。
でも、材料がないと料理ができないように、帳簿も“材料”が必要です。
その材料になるのが、次の5つの書類です。

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① 通帳のコピー(ネット銀行ならPDFでもOK)
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銀行のお金の動きがわかる資料です。
入金(売上)と、支払い(材料費・外注費など)が全部写っています。
建設業では取引が銀行中心なので、とても大事な書類です。

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② 領収書・レシート
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材料を買った、工具を買った、現場でガソリンを入れた、そういう支払いの証拠です。
「何月に」「いくら使ったか」がはっきりわかります。
袋にまとめてあるだけでもOK。日付ごとに整理してあれば神対応です。

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③ 売上の請求書(控え)
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工事代金を請求したときの書類です。
いつ、どこに、いくら請求したかがわかれば、記帳代行はとても助かります。
最近はPDFで保存している人も多いですが、それでも大丈夫です。

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④ クレジットカードの利用明細
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材料屋で使ったり、ネットで工具を買ったりする時に便利ですが、後で何を買ったか忘れがち。
カード明細があれば「どこに・何に・いくら使った」がわかるので、経費の漏れを防げます。

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⑤ 契約書や工事注文書(あればベスト)
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工事の内容がわかる資料です。
金額・工事期間・発注先が書いてあるので、帳簿の信頼性が一気に上がります。
建設業許可や融資にも、とても役立ちます。

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■ 完璧じゃなくて大丈夫
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「こんなにきれいにそろってないから…」と気にする必要はありません。
実際に記帳代行を使っている事業主さんの多くは、
・レシートはまとめただけ
・請求書はメールで転送
・通帳はスマホで撮影
この程度からスタートしています。

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■まとめ
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記帳代行に必要な書類ベスト5は、この5つです。
①通帳のコピー
②領収書・レシート
③売上の請求書
④クレジットカード明細
⑤契約書や工事注文書

最初はそろってなくても問題ありません。
大切なのは「毎月渡すこと」と「ため込まないこと」です。

次回は、
「建設業の人がよくやる“経費のつけ間違いトップ3”」
をわかりやすく説明します。

現場はプロでも、帳簿は初心者でOK。
帳簿は、プロに育ててもらえばいいのです。