- 所長コラム
税理士が知らない建設業許可の要件
税理士が見落としがちな建設業許可の要件とは?専任技術者・経管・実務経験証明・営業所要件など、税務ではカバーできないポイントを行政書士が解説します。
建設業許可の相談で、よくあるやり取りがあります。
「税理士さんには問題ないと言われました」
しかし実際には、
👉 許可が取れない
👉 補正が入る
👉 申請が止まる
というケースが少なくありません。
これは、
👉 税務と建設業許可は“見ているポイントが違う”
ためです。
この記事では、
税理士が見落としがちな建設業許可の要件を解説します。
■ 前提:税理士と行政書士の役割は違う
まず大前提として、
税理士は
👉 税務・会計の専門家
行政書士は
👉 許認可の専門家
です。
どちらも重要ですが、
役割が違います。
■ 見落とされがちなポイント① 専任技術者の要件
税理士は
人件費
給与
社員構成
は把握しています。
しかし、
👉 技術者としての要件
までは通常見ていません。
例えば、
資格と業種の一致
実務経験の証明
常勤性
ここで問題が出ることが多いです。
■ 見落とされがちなポイント② 実務経験の証明
税理士は売上や利益は把握しています。
しかし、
👉 どの工事を誰がやったか
までは管理していないことがほとんどです。
建設業許可では、
契約書
請求書
工事内容
が必要になります。
ここが抜けやすいポイントです。
■ 見落とされがちなポイント③ 経営業務管理責任者(経管)
税理士は役員構成は把握しています。
しかし、
👉 建設業としての経営経験
まではチェックしていないことが多い。
例えば、
建設業以外の会社の役員歴
実態のない役員
は要件を満たさない場合があります。
■ 見落とされがちなポイント④ 営業所要件
税理士は住所は把握しています。
しかし、
👉 実態のある営業所かどうか
までは見ていません。
例えば、
自宅兼事務所
バーチャルオフィス
名義だけの住所
は問題になる場合があります。
■ 見落とされがちなポイント⑤ 許可後の維持管理
税理士は決算は見ます。
しかし、
変更届
更新
技術者の管理
までは関与しないことが多い。
その結果、
👉 更新時に問題発覚
というケースが多いです。
■ 実務の本音
税理士が悪いわけではありません。
👉 専門分野が違う
だけです。
しかし会社側が、
「税理士がOKと言ったから大丈夫」
と考えると、危険です。
■ 建設業許可は“別の専門領域”
建設業許可は、
技術
経営
書類証明
という独特の制度です。
税務とは全く違う視点で見られます。
■ 結論
建設業許可では、
👉 税務が正しくても許可は取れないことがある
ということです。
重要なのは、
専任技術者
経管
実務経験証明
営業所
これらを正しく整えることです。
建設業許可は、
“別のルールで動く世界”です。
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