- 所長コラム
経営業務管理責任者とは?
建設業許可に必要な経営業務管理責任者(経管)とは何か?要件、必要な経験年数、専任技術者との違い、よくある誤解まで行政書士が実務視点で解説します。
建設業許可の要件で、専任技術者と並んで重要なのが
👉 経営業務管理責任者(いわゆる「経管」)
です。
専任技術者が「技術の責任者」なら、
経管は「経営の責任者」。
今日は、この経営業務管理責任者とは何かを、実務目線で分かりやすく解説します。
■ 経営業務管理責任者とは何か?
経営業務管理責任者とは、
👉 建設業の経営について一定期間の経験を有する者
のことです。
簡単に言えば、
「建設業の経営を実際にやってきた人」
が必要ということです。
■ なぜ経管が必要なのか?
建設業は、
多額の請負金額
安全管理
資金管理
下請管理
など、経営責任が重い業種です。
そのため、
👉 経営経験がある人が会社にいること
を許可要件にしています。
■ 必要な経験年数は?
原則として、
👉 建設業の経営経験5年以上
が必要です。
具体的には、
取締役
代表取締役
個人事業主
として建設業を経営していた期間が対象になります。
■ 「経営経験」とは何を指す?
単なる従業員では足りません。
役員として登記されている
個人事業主として確定申告している
など、客観的に確認できる必要があります。
■ よくある誤解① 現場経験があれば経管になれる
違います。
現場経験は専任技術者の話です。
経管は「経営経験」です。
■ よくある誤解② 名目上の役員でもOK
実態が重要です。
名義だけで経営に関与していない場合は、問題になる可能性があります。
■ 経管がいなくなるとどうなる?
経管が退任・死亡・退職すると、
👉 許可要件を欠く状態
になります。
一定期間内に後任を立てなければ、許可取消の可能性もあります。
■ 専任技術者との違い
項目 経管 専任技術者
役割 経営責任 技術責任
必要経験 経営5年 実務10年(原則)
重視される点 経営実績 技術実績
両方が揃って初めて許可が成立します。
■ 実務の本音
経管でつまずく会社は少なくありません。
役員歴が足りない
証明資料がない
会社設立直後
しかし、
役員構成の見直しや将来設計によって解決できるケースもあります。
重要なのは、設計です。
■ 結論
経営業務管理責任者とは、
👉 建設業の経営を実際に担ってきた人
です。
建設業許可は、
技術だけでもダメ
経営だけでもダメ
両方が必要な制度です。
経管は会社の「背骨」です。
ここを軽視すると、許可は安定しません。
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