- 所長コラム
専任技術者に必要な資格一覧
建設業許可の専任技術者に必要な資格一覧を行政書士が解説。業種ごとの代表的な国家資格、実務経験との違い、注意点まで実務視点で分かりやすく説明します。
建設業許可を取得するうえで、避けて通れないのが「専任技術者」です。
そして、よくある質問がこれです。
「どの資格があれば専任技術者になれますか?」
今日は、建設業許可における専任技術者の資格について、実務でよく出るものを中心に解説します。
※なお、業種ごとに細かな対応関係がありますので、最終判断は必ず個別確認が必要です。
■ 専任技術者とはおさらい
専任技術者とは、
許可業種について技術的責任を負い
営業所に常勤している技術者
のことです。
資格があれば比較的スムーズに要件を満たせます。
■ 主な業種別・代表的な資格一覧
ここでは、実務で特に相談の多い業種を中心にまとめます。
【土木一式工事業】
1級土木施工管理技士
2級土木施工管理技士(該当分野)
【建築一式工事業】
1級建築士
2級建築士
1級建築施工管理技士
2級建築施工管理技士(建築)
【電気工事業】
1級電気工事施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
第一種電気工事士
※第二種電気工事士は条件付きで対応。
【管工事業】
1級管工事施工管理技士
2級管工事施工管理技士
【とび・土工・コンクリート工事業】
1級土木施工管理技士
2級土木施工管理技士(該当分野)
【解体工事業】
1級土木施工管理技士
2級土木施工管理技士(解体)
解体工事施工技士
【内装仕上工事業】
1級建築施工管理技士
2級建築施工管理技士(仕上げ)
【塗装工事業】
1級土木施工管理技士
1級建築施工管理技士
【電気通信工事業】
1級電気通信工事施工管理技士
2級電気通信工事施工管理技士
■ 実務で注意すべきポイント
① 資格と業種の対応関係は厳密
「施工管理技士だから何でもOK」ではありません。
試験区分
分野
登録状況
によって可否が変わります。
② 技士補は原則不可
2級施工管理技士補などは、
👉 専任技術者としては原則不可
です。
ここは誤解が多いポイントです。
③ 実務経験ルートもある
資格がなくても、
👉 原則10年以上の実務経験
で専任技術者になる方法もあります。
ただし、証明が難関です。
■ 専任技術者は“数”より“設計”
資格をたくさん持っている会社が強いわけではありません。
重要なのは、
どの業種を狙うのか
将来どこまで拡大するのか
経審を受けるのか
という戦略です。
専任技術者は、人事ではなく経営設計です。
■ 結論
専任技術者に必要な資格は業種ごとに異なります。
しかし本当に重要なのは、
👉 「今ある資格で何ができるか」ではなく
👉 「どの業種を取りにいくか」
です。
許可は“戦略”です。
資格は、その戦略の材料です。
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