- 所長コラム
建設業許可のよくある誤解10選|行政書士が本音で解説
建設業許可のよくある誤解を10項目で解説。500万円基準、個人事業主、業種選択、専任技術者、更新・変更届など、実務で多い勘違いを行政書士が分かりやすく説明します。
建設業許可の相談を受けていると、
「それ、かなり危ない誤解です」という場面に何度も出会います。
制度はシンプルに見えて、実務は意外と複雑。
誤解のまま進むと、後で大きなロスになります。
今回は、実務で本当に多い
建設業許可のよくある誤解10選を解説します。
誤解① 500万円未満なら絶対に許可はいらない
基準は「1件の請負金額」です。
しかし、
実質的に1つの工事を分割している
材料費を除いて考えている
場合は危険です。
材料費も含めた総額で判断します。
誤解② 個人事業主は許可が取れない
個人事業主でも建設業許可は取得できます。
法人でなければ取れない、というのは誤りです。
誤解③ 一式工事を取れば何でもできる
「建築一式を取れば万能」という誤解があります。
一式工事は総合的に請け負う業種であり、
専門工事の許可を自動的にカバーするわけではありません。
誤解④ 専任技術者は名前だけ置けばいい
専任技術者は“実在し、専任である”ことが前提です。
形式だけ整えて実態が伴わない場合、
重大な問題になります。
誤解⑤ 許可を取れば仕事が増える
許可は「信用の土台」です。
しかし、営業戦略がなければ
許可だけで売上が増えることはありません。
誤解⑥ 取得すれば更新は簡単
建設業許可は5年ごとに更新が必要です。
更新時には、
技術者体制
財務状況
変更届の有無
が確認されます。
「延長手続き」ではありません。
誤解⑦ 変更届は後でまとめて出せばいい
変更届には期限があります。
役員変更や技術者変更を放置すると、
更新や経審で問題になります。
誤解⑧ 大阪と兵庫で許可が別に必要
本店所在地の知事許可があれば、
他府県での工事も可能です。
営業所設置などのケースは別途検討が必要です。
誤解⑨ 自分でやれば完全に節約になる
確かに行政書士報酬はかかりません。
しかし、
業種選択のミス
将来設計の不足
補正対応の時間ロス
を考えると、必ずしも安いとは限りません。
誤解⑩ 許可は取れればそれでいい
最も大きな誤解です。
建設業許可は、
どう使うか
どこを目指すか
で価値が変わります。
許可は経営戦略の一部です。
まとめ:誤解のまま進むと遠回りになる
建設業許可は、
制度を理解すること
将来を見据えて設計すること
が重要です。
誤解のまま進むと、
後で修正に大きな時間と費用がかかります。
許可は「資格」ではなく、
会社の信用と成長の土台です。
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