- 所長コラム
建設業許可を自分でやる方法|行政書士が実務で解説
建設業許可を自分で申請する方法を行政書士が解説。必要書類、流れ、注意点、よくある失敗例まで実務視点で分かりやすく説明します。
建設業許可を自分でやる方法|行政書士が実務で解説
「建設業許可って、自分で申請できますか?」
答えは、できます。
実際、行政書士を使わずに自社で申請している会社もあります。
ただし、実務の現場で見ていると、
👉「自分でできる」と「自分でやるべき」は別問題
です。
この記事では、建設業許可を自分でやる方法と、その際の注意点を解説します。
建設業許可を自分で申請する基本的な流れ
大まかな流れは次のとおりです。
① 要件を確認する
② 必要書類を集める
③ 申請書類を作成する
④ 都道府県へ提出する
⑤ 補正対応を行う
⑥ 許可通知を待つ
一つずつ見ていきます。
① 要件の確認
まず確認するのは、次の4つです。
経営業務管理責任者(経管)がいるか
専任技術者がいるか
財産要件を満たしているか
欠格要件に該当しないか
ここで要件を満たしていない場合、申請しても許可は下りません。
② 必要書類の収集
主な書類は次のとおりです。
登記簿謄本(法人の場合)
住民票
身分証明書
納税証明書
決算書
技術者の資格証明書
実務経験証明資料
特に実務経験による専任技術者の場合、証明資料の整理に時間がかかります。
③ 申請書類の作成
申請書には、
会社概要
技術者経歴
業種
財務状況
などを正確に記載します。
業種の選び方や経歴の書き方を誤ると、補正や不許可につながります。
④ 窓口へ申請
書類をそろえて、都道府県庁へ提出します。
不備がある場合は、その場で補正を求められることもあります。
⑤ 補正対応
実務では、ほとんどの申請で何らかの補正が入ります。
記載の修正
書類の追加提出
経歴内容の説明
ここでスムーズに対応できるかが重要です。
自分でやるメリット
① 行政書士報酬がかからない
費用を抑えられます。
② 手続きの理解が深まる
制度の理解が進みます。
自分でやるデメリット
実務で多い問題は次のとおりです。
① 業種選択のミス
将来の業種追加で詰まる。
② 技術者要件の誤認
実務経験証明でつまずく。
③ 将来設計を考えていない
経審・融資・入札で不利。
④ 時間がかかる
本業に集中できなくなる。
行政書士の本音
建設業許可は、
書類作成業務
ではなく
許可設計業務
です。
単に許可を取るだけなら自分でも可能です。
しかし、
元請を目指す
入札を狙う
会社を拡大する
場合は、最初の設計が非常に重要になります。
自分でやるべき会社・任せるべき会社
自分でやってもよいケース
技術者要件が明確
業種が1つ
将来拡大予定がない
専門家に任せるべきケース
技術者要件が微妙
業種が複数
将来、元請や入札を考えている
財務が複雑
結論:判断は会社ごとに異なる
建設業許可を自分でやるかどうかは、
会社の状況
将来計画
人員体制
によって変わります。
重要なのは、「できるか」ではなく
**「その選択が会社にとって最適か」**です。
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