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行政書士の男らを逮捕 虚偽の建設許可申請容疑 宮城県警

先日「行政書士 虚偽の許可申請容疑で逮捕」との衝撃的なニュースが飛び込んできました。宮城県の行政書士が建設業の許可申請書に添付する資料を捏造して虚偽の申請を繰り返していたようです。
被害者となってしまった依頼人の話によると、
「ちゃんと工事の実績はあるのに、全く知らない会社の工事が記載されていたり、金額も見当ちがいなものだった」とのことでした。

当所にも「新規で建設業の許可を取りたい」とおっしゃるお客様は沢山お見えになります。しかし、すぐに許可申請書の作成に取り掛かれるお客様は多くはないです。まずは
「経営経験はあるか?それを証明する資料は出せるか?」
「専任技術者となれる人はいるか? それを証明する資料は出せるか?」
ということをひとつひとつ確認して、要件が揃うまで時間がかかるようであれば、
「ではこれから許可取得に向けてひとつひとつ準備して行きましょう」
と助言します。
その後はそのお客様と連絡を取り合いながら、許可取得に向けて準備を進めていきます。

想像ですが、報道の行政書士はそんなプロセスをすっ飛ばして、架空の証明資料を捏造し許可取得を繰り返していたのでしょう。

今回の報道に、今後も今まで通りお客様と丁寧なやり取りを心掛けながら真っ当に許可申請書を作成していくことを心に強く誓ったのでした。

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