- 所長コラム
建設業者の事業承継の準備
最近はあちらこちらで「事業承継セミナー」と称するセミナーが開催されているようです。
要は近い将来必ずやってくる代替わりへの備えをしておきましょうということなんですが、
建設業者にももちろん備えは必要です。
まず準備しておかなければならないのは建設業許可です。
せっかく取得した建設業許可は経営者が交代しても存続しなければなりません。
準備を怠れば許可が失効してしまうということになりかねません。
その為には以下のような対策が必要です。
1後継者に経営経験を積ませる。
なるべく早めに後継者を会社の取締役にしておくことです。
建設業許可の上では登記簿に取締役に登記された日から経営経験がスタートします。
後継者が決まっているならお早めに取締役の登記をしておきましょう。
2後継者に技術資格を取得させる
自社の許可業種に必要な技術資格は後継者自身に取得させておきましょう。
建設業許可に必要な専任技術者は経営者と同一人物が望ましいです。
もし従業員を登録していると、その人が退職してしまうと途端に困ってしまいます。
できる限り必要な資格は早めに取得させておきましょう。